いろいろ見てきました


マイヤ・ロウエカリのパターン原画。フィンランドの独立100周年を記念してデザインされたもの。民話にインスパイヤされた、森の中の野生動物が描かれています。

記憶が風化しないうちに、いろいろ見たものをメモ

上田慶彦「林檎の木」
「あの瞬間」が、ずっと心の中に輝いている。生きていると、そういうことがあります。子供の時、小さな箱にひろった宝物(石ころや、どんぐりや、糸屑や、そうしたもの)をしまって大切にしていたように、心の中にしまいこまれたあの瞬間。再会できた林檎の木は、小さな手のひらにおさまるほどの愛おしいサイズに。これなら宝箱に入るかも、なんて思いました。

藤本由紀夫「STARS」
オルゴールで奏でられる音は星座の星々。でもわたしには、ひとりひとりの人間の小さな告白や、ためいきのように聞こえました。そして、耳をすますと聞こえてくるのです。ひとつじゃなくて、響き合っているのが。わたしのつぶやきとあなたのつぶやきが。そしてそれは音楽に聞こえてくる。それはわたしがそう願うからなのかもしれませんが。たぶん。そういえば、星座も同じですね。星座はひとの願いだったのかもしれません。

大原治雄「ブラジルの大地に生きた写真家」
ミニ展示ですが、こんな写真家がいることを知りませんでした。ブラジルに移民していったひとびとの毎日はどんなだったろう。苦労しただろう、辛かっただろう、と想像していました。でも人々の笑顔、子供たちの笑い声や遊びがありました。

THE EUGINE STUDIO
「先端テクノロジーの未来世界」に生きるのは、すごくアナログな血の通った人間たち。傷つきやすく、柔らかく、悩み、悲しみ、愛するひとびと。無機質な世界で、やわらかく、もろいわたしたちはどう生きていけばいいんでしょう。真っ白なキャンバスに刻印された無数のキスはそのヒントなのでしょうか?

マリメッコ・スピリッツ ― パーヴォ・ハロネン / マイヤ・ロウエカリ / アイノ=マイヤ・メッツォラ
北欧文化ってどこかアジアに似ているところがあると思うのです。西欧の人間中心とはちょっと違う、雄大な自然のなかにひとが生かされている感覚。北欧人(特にフィンランド人)にはアジア人のDNAが入っているからでしょうか?でも、もしかしたらそんなところがマリメッコが日本でとても人気がある秘密かもしれません。ちょっとそんなことを感じました。

ほかにも見ましたが、今日はこのへんで。