3万円 VS 3千円圧力鍋を、圧力鍋ヘビーユーザーが比較してみた

今まで何度か書き(愚痴り)ましたが、フィスラーの調子が悪くて修理中のため、安い圧力鍋を買ってからそろそろ一月たちました。ほぼ毎日使ってみたので、違いなどまとめておきます。

というのも、買った時に参照したレビューサイトで言われていたことと、使った実感がかな〜り違うのです…。

まずわたしの圧力鍋歴

10代~30代:実家で使っていたセブ(現ティファール)の圧力なべを見よう見まねで使い始め、スープを作ったり玄米を炊くように。一人暮らしにも持っていった。ピンがくるくる回る古い形式だったため、音がうるさくて怖かった。
30代〜現在:国産のぴかぴかの圧力鍋をもらったので、古いセブを実家に返す。(母が飽きて捨てるまで、ん10年修理なしでばりばり現役でした。すごい)どこのメーカーのものとは言わないけれど、2~3年で壊れて、圧力がかからなくなった。やっぱり音はうるさかった。
やはり長く使える良いものを、と玄米が10分で炊けるフィスラーを購入。玄米の美味しさと、ピンがない新しい形式の静けさに感動した。
ちなみに、炊飯器は使わない派なので、圧力鍋=炊飯器、そして必須生活ツール。 米も豆も浸水しません。浸水しなきゃいけないんじゃ、圧力鍋の意味はない、と思っている。

比較対象の鍋

1.フィスラー ・プレミアム

定評のあるフィスラーの圧力鍋のなかでも最上機種、実売価格は現在約3.5万円。

2.パール金属 クイックエコ

実売価格3500円と、ラジカルに安い圧力鍋。アマゾンやレビューサイトでとても評判が良かった。ルックスはどことなくフィスラー似。

主な用途

  1. 米炊き 自家精米の胚芽米・玄米どちらか(ほぼ毎日)
  2. 豆を煮る(週1~2回程度)
  3. パスタを茹でる(週1~2回程度)
  4. たまにポトフなど塊肉を使う料理(月1~2回)

ざっくりと表で比較

フィスラー ・プレミアム
フィスラー プレミアム 圧力鍋 4.5L 622-302-04-073
パール金属 クイックエコ
パール金属 圧力鍋 3.5L IH対応 3層底 切り替え式 レシピ付 クイックエコ H-5040
白米 低圧5分、高圧3分、超高圧1分。普段は高圧3分甘みや旨みが濃く、香りも強い。付属のレシピ通りの水加減だとすこし柔らかすぎる。レシピより少なめの重量比1.1倍の水加減で、つやつやと粒がたったもっちり感のある美味しいお米に。
★ ★ ★ ★
高圧7分でしゃっきっとした仕上がり。甘みやうまみはほどほど。味のバランスが良い。歯ごたえもしっかり。レシピは浸水ありで高圧5分。
★ ★ ★ ★
玄米 高圧20分、超高圧10分。低圧はレシピに表示なし。この鍋の超高圧で炊いた玄米は、ネクスト・レベル。もっちりとねばりが強く、甘み旨味が強く、ナッティな心地よい香り、誰に食べさせても驚く美味。おにぎりもしっかりと握れるねばりです。水加減は白米同様レシピより少なめの重量比1.1倍。
★ ★ ★ ★ ★
レシピは浸水ありで高圧30分。固く、ぼそぼそとして、子供の頃を思い出す懐かしい玄米の匂いと味。おにぎりは崩れてしまう。普通の鍋で40分で炊けることを考えると、時短効果マイナス10分をどう捉えるか。浸水なしだと時短効果はほとんどない。
★ ★
煮豆 高圧5分。ふっくら仕上がる。納豆用はかなり柔らかくしたいので10~15分。あずきも浸水なしで炊けます。
★ ★ ★ ★ ★
付属レシピには載っていないけれど高圧20分で試してみた。やはり浸水しないと芯が残り、ムラもある。一晩の浸水で15分程度でやわらかくなった。やはり普通の鍋とあまり変わらない。
★ ★ ★
パスタ 高圧3分→急冷。パスタによって調理時間に多少差があるので、もし時間が足らなかったら蓋をあけて1~2分ほど追調理している。生パスタのようにもちもちして、生パスタよりも強い弾力が歯を押し返してくる食感が楽しいパスタ。
★ ★ ★ ★ ★
高圧5分→急冷。普通の鍋とかわらないシャキシャキとした食感。
★ ★ ★
塊肉 高圧約15分。あっという間にほろほろになるけれど、肉の食感がすこし繊維質というか、“抜けた”感じになり、スープもすこし水っぽい印象がある。低圧のほうが美味しいかも。
★ ★ ★
高圧約30分。時間はかかるけれど、鍋で仕上げたのに近いナチュラルな食感。肉もふっくらやわらかくなる
★ ★ ★ ★

*すべて浸水なし。パスタは乾麺。煮豆は大豆です。星は、味と時短効果をトータルして、独断と偏見で採点してみました。最高点は5点。

まとめ

*圧力鍋の「高圧」とか「低圧」という表示が、会社によってまったく違う!これはひどいなあ。購入する時にはどれかベンチマークを決めておいて(たとえば白米の調理時間、というふうに)比較して購入する必要があります。この辺は規制をしてもらえると、消費者としては助かるのですが。

時短効果はフィスラーが比べ物にならないほど優れている。浸水時間も調理時間のうちなので、忙しい人には豆やコメの調理に浸水時間がいらないフィスラー は本当にありがたい。また、玄米やパスタなど、圧力がかかることで普通の鍋よりも、ずっと美味しくなる料理がある。一方で、パール金属は普通の鍋にちょっと圧力がかかる、という感じ。

*とはいえ、普通の鍋に近いからこそパール金属が強い料理も。白米と塊肉はパール金属が、多少時間はかかるけれども、普通の鍋に近い仕上がりで美味しい。玄米はパール金属で炊こうとは思わないけど。

音は、どちらも驚くほど静か。最近の圧力鍋は安いものでも静かなのですね。鍋の重さは、フィスラー よりもパール金属のほうが軽いので、力のないお年寄りは、取り回しがしやすいと感じるかもしれません。

*お米の仕上がりには好みがあると思うので、参考までにわたしはコシヒカリ派、甘く旨味が強く、粒はもちもちしつつもしっかりと強い歯ごたえがあるごはんが好みです。さらっと腰のないタイプのお米が好きな方や、お年寄りで柔らか目のごはんが好きという方は、また水加減も違うと思いますし、味の印象も違う可能性はあります。

今回は、たぶん一番高価格な鍋と一番安い鍋という極端な比較だったけれど、それぞれ良さがあると感じました。圧力鍋がふたつあるといいなあ、と思っていたところもあったので、ふたつ使いわけられて満足です。

これから使う方、買い替えを考えている方は、ご自分の生活に合わせて選ぶと良いと思います。白米派にはパール金属の圧力鍋は、案外良い鍋です。このレビューが参考になれば幸いです。

今日もぽかぽか、桜も綺麗ですね。良い1日を!