いろんな味を少しづつ - フリーランス考

私はどうも会社勤めというのが向いていないんだなあと、最近改めて思う。どこがどう向いていないのかというと、こういうことだ。

会社というのは基本忙しい時とヒマな時がある。でも、私は、なにもすることがないのにぼーっと座っているというのがどうにも耐えられない。ヒマな時があれば、他のことをすればいいじゃないかと思う。忙しい時にガッツリ働いて、ヒマな時は、他の部署の人とおしゃべりしたり、本を読んだり、外に出かけたりしたい。だってその方が効率的じゃない?

というわけで大昔、新入社員の頃、ヒマな時に社内をフラフラ回遊しておしゃべりしていたら、ヒマでも机に座っていろと怒られた。その後、ヒマでも難しい顔をして座っているという技を身につけ、ネットのお陰でサボるのも劇的に楽になった。でも、どうにも時間を無駄にしているという気持ちは拭えなかった。

でも、得られるお金で考えれば、座ってるだけでお金をもらえるなんて超効率的だ。わかっていても、時間を無駄にしている感がある。これって、人間の根っこから出てくる感覚なんじゃないだろうか。お金を効率的に得る生き方があんまり幸せを与えてくれないのなら、人間はお金のために生きるようにやっぱりできていないのかもしれない。少なくともわたしは。

色々あって、今は2度目のフリーランス生活をわりと満喫している。1度目は恥ずかしながら失敗した。理由はひとつじゃないけど、今になって振り返ると、大きな理由の1つはフリーなのに、ひとつだけしか仕事をしてなかった&ひたすら仕事ばかりしていたからじゃないかと思う。

要するに、通勤しないだけで、会社員と同じことをしていたわけだ。忙しい時とヒマな時の2色のモノトーンで、忙しい時は社員より大変だけど、いったんヒマになると、会社員と違って無給で、職場も見えないから、ひんやりと不安になる。話しかける同僚もいないし、社会保障も薄いし…。

ある日はたと気がついた。これなら通勤を除けば会社員の方がマシだ。それで、あっさり再就職した。

今振り返ると、なにやってたのかなあと思う。過去の自分に話せるなら、こんな風に言ってやりたい。

え?なに会社員みたいなことやってんの。フリーの利点はなんと言っても時間を自由に使ってなんでもやれることだよ。嫌な仕事を受けるのは時間の無駄だよ。好きなことをしなよ。1つの仕事に絞らずに、2つ、3つ、キャリアをこつこつ作っていけば、10万しか稼げない仕事も3つあれば30万になるよ。会社員にはなかなかできないワザだし、リスクヘッジにもなるし、しかも楽しいよ!パラレルキャリアを築くのに、時間が自由なフリーランスほど有利なものないよ。

うーむ、大盛りのラーメンをまるごとじっくり食べるのが社員人生なら、いろんなおかずをちょっとずつ食べるのがフリー人生かもしれないなぁ。

そういえば私は昔から、ずーっと同じ味のものを食べ続けるメニューは苦手だったのだ。飽きちゃうから。

ちょっとずついろんな味を少しづつ、案外楽しく飽きないパラレルフリーランスです。